なかま ： 窓

他人の目なんか気にしない
そう思ってた
だけどほんとは
めちゃくちゃ気にしてさ


窓の外が怖いから
一日中カーテンが閉まってた
換気しなきゃいけないって
あれだけいったのにね


臆病者だからなんて
言い訳は聞かない
あなたはほんとは
そうじゃないでしょ


ちゃんと窓に映る自分の姿を
まっすぐに見てあげてよ
そしたら
窓の外の景色も
まっすぐに見ることができるんだから

らぶ ： 時には間違った道を進んでもいいんだ

いっつもいっつも
なんで？
なんで私だけ？
そうやって
たまに疑問に思うことがある


決して私だけなんて心の奥では思ってない
みんなみんながそうなんだ
でもでも
こうでもいわなきゃ毎日をちゃんとなんて生きられない


時には間違った道を進むべきだ
じゃなきゃ私の中のナニカが崩れてゆくだろう


知らなければよかった
知らなければよかった


"愛"なんか
教えてくれなくてよかったのに


いらないいらない
そんな愛情いらない
受け止めないから
絶対に


ホラ
道を踏み外した私は
心がキリキリと痛んでる
涙が、溢れそうな・・・。

なかま ： キズ

いつのまにかキズついてた
知らない間にキズつけてた
亀裂が入った、割れた
割れたガラスは元に戻らない
だけど私達はガラスじゃない
だからまた元に戻ると信じてたよ


すごく時間がかかってしまったけど
ちゃんとごめんねも言ってないけど
キズだっていくら小さくなっても消えないけど


でも
ちゃんと戻ってきたよ
ちゃんと笑顔が帰って来たよ


まったく同じように
あの頃のようにとはいかない
けど、もうキズつかないし、もうキズつけないと
強く強くキミに誓うよ

らぶ ： 愛くるしい

愛くるしい、愛くるしい君へ
僕の事は嫌いですか？
愛くるしく思うのは
僕だけですか？


愛くるしい、愛くるしいあなたへ
私のことが嫌いですか？
愛くるしい、愛くるしいあなたへ
捨て猫だった私を拾ってくれてありがとう


神様へ
私とあなた　僕と君　を出会わせてくれて
ありがとう

ふしぎ ： 人と僕

コンクリートの上を走る
裸の足が叫んでる
熱い熱いと叫んでる


誰かが捨てたタバコ
火が付いたまま
知らないで踏んづけた


どこを見てもコンクリート
僕たちの場所はどこに行ってしまったんだろう
仲間が次々と動かなくなる


ねえ
どう鳴いても
人間には伝わらないのかな


僕らには
この世界は苦痛でしかない
地獄だということを

よりみち ： 壁

またあった壁
乗り越えた先にまた待ってる壁
どこを見ても壁　壁　壁
もう嫌だ
あきらめて何処かへ逃げ出したい


だけどそれは許さない
プライドが許さない
だからあきらめないで
越え続ける
あの高い壁を
ぶち壊してでも
先へと行ってやる


そうしたら
いつかきっとその先に
自由が待ってるんだと
勝手な想像をいつまでも膨らます


本当だったら、
いいなあ。

よりみち ： なきごえ

窓の外から聞こえた
ずっとずっと鳴いている
悲しい声で鳴いている


小さな子猫は
親猫を捜して
泣いている

らぶ ： 強くなろうよ

はらはら舞うその桜も全て　散り終わったら
ぽつぽつじょじょに降り出すの　大雨も雷も平気さ


ちょっと寂しくなれば　誰かを誘えばイイ
ちょっと泣きたくなれば　誰かに電話すればイイ


新しく芽が生える　それは新芽でとてももろくはかなく
大切にしようとする　大事にしようとする程失敗する
それでも今はいい　明日があるからいいの




ぱらぱら降り出す雨に傘　広げてみたら
びしょびしょの君を見つけた　傘を差し出した


隣肩触れ合う　それは緊張の一瞬でほほは熱くなるよ
気を使えば使う程　誰かを傷つけちゃいそうで怖いよ


新しい感情　それは恋という特別な感情で溺れやすく
小さな愛を持って　大事にする程大きくなる
手のひらに乗るくらいの真っ赤なハートマーク




見つめ合えば何か分かるような気がしたの
探せば何か見つかるような気がしたの




許してとは言わない　宝物を奪うとかだって言わないよ
大切にしてあげればいいんじゃないと提案だすよ
小さく息をはけば　髪に触れてそこに泳ぐよ




大丈夫　強くなろう

らぶ ： 真っ黒な恋

悔しい
もう絶対にスキじゃないと決めつけてたのに
目が合う度
心臓の高鳴りが聞こえるんだ


苦しくて　こんなにも辛い恋を
どうして選んでしまったのだろう
一度恋をしてしまえば
失くしてしまう事など不可能だったんだ


いくらキライだと唱えても
心は正直者
キミはズルイ
いつも誰にでも普通で
そのクセ彼女はいるわ


好きを消してしまいたい
だけどそんな事できないから
誰かに頼ろうと
上から塗りつぶしてしまおうとする


真っ黒に汚れた
闇に埋もれた
私の心の音は
今も尚高鳴り続けている

よりみち ： 道草

不器用で　人並みすらなれなくて
悔しくて　ひとつでも自分の生き甲斐を確かめたくて
寝起き　背伸びして　大きく深呼吸した


冷静な判断なんてできない
安静になんかできない


真っ白な世界　時々揺らぐ　心
もう二度と闇に閉じ込められぬよう
光を注いで　浴びて
本当の自分を　保ち続ける


今度こそ　何者にも支配されぬよう
自由に空を駆け巡る　鳥のように


好きなことすべてまるごと
飲み込んでしまえばいい
嫌いなことに覆いかぶされて
だけど逃げるのは嫌だから


もう二度と恐れない
失敗したって気にしない
すぐ傍で手を伸ばしてくれるのを待つのではない
自分でそれに勝って


もう泣かない
もう甘えない
強く　強く
弱い自分とさよならして
今度こそ　本当に


独りでも大丈夫
そう　大丈夫