ふしぎ ： Half

極々普通な日常送る
星になりたいなど思ってない


こっちはそうだ
そっちはどうだ


段々薄れてゆく霧
中に現れるもう一人のあたし


半分でどうだ
そうだそうしよう


地味で目立たない方は左に
派手でキラキラの方は右に
丁度真ん中で分けるHalf
月が沈む度に消える右側


明日もう一度ここへこよう
本当のあたしを見せてあげよう


ステージに上がり唄う夜
ドレスを引きずりゆっくりゆっくり
歩き見せるこれがあたしだと
右側のシンデレラは12時になると消える


空は暗く雲が月にかかる
半分の世界で生きる者は
左側は極々普通の日常で
右側は響き渡る歌の日々