ふしぎ ： ドミノ

並べて倒す
並べて倒す


エンドレス
繰り返し


全てが倒れてしまったら
全てを並べてみよう


失ったものが
何か見えてくるはずだから


きっと・・・、
きっと。

なかま ： 忘れられたよ、一緒にいる時間だけは。

昔
という程昔でもないのだけれど
つらくてつらくてつらくてつらくて


泣く夜が続いた


だけど


・・・・だけど。




一緒にみんなで笑い合ってる時間だけは
本当に楽しくて
そんなつらさも忘れられて
今だから言えるけど


・・・友達はやっぱり
いらないなんて言えない


たとえ裏切られても
ケンカしても
いじめられても


もうどうでもいいや


先に笑顔が有り得るのなら
なんとなく耐えれそうな気がした


涙が在っても
それが青春の内なのならば
それでもいい気がした


忘れられたよ
あんなにつらくてブルーな気分
吹っ飛んだよ
一緒にいる時間だけは。

らぶ ： 近づかないで 近づけないで。

貴方が好きでした
貴方といると楽しいです
だけど私は変わりました
貴方を好きじゃなくなりました


って
言えるようになったのに


神様は何がしたいのかよくわからない


私と貴方を近づけた
もう好きじゃないと言う私に
貴方を近づけた


胸の高鳴りなんか
もうしないのに
頬が赤くなんて
もうならないのに


貴方は笑って
私に話す
貴方は笑って
私を見る


ずっと我慢してた
笑顔。
ふと零れ落ちた
自然に、
ごくごく自然に。

よりみち ： 不可能なんて信じない

追っている
叶うはずのない夢を追っている
いつかいつかと夢ばかり膨らんで
追っている

待ってるだけじゃ人生180度変わるわけないのに
何も行動してない

本当は
現実を突きつけられる事を恐れてる
自分の"夢"が自分の中で崩れていく事が
とてもとても怖いんだ

だけどきっと
いつか頭の中で描いてきた映像が
本物になると信じてる

不可能なんて存在しないんだから
崩れていく事なんて許さないんだから

この手でしっかりと掴むまで
私は私の夢を追い続ける

らぶ ： 短い幸せ

カーテンから覗く朝日の光
昨日までそこにいた
あなたを失った

だけどあなたと暮らした日常は
どんなに短くても
幸せだったと言い切れるよ

あなたがくれた
涙があったから

よりみち ： なきごえ

窓の外から聞こえた
ずっとずっと鳴いている
悲しい声で鳴いている

小さな子猫は
親猫を捜して
泣いている

ふしぎ ： Half

極々普通な日常送る
星になりたいなど思ってない


こっちはそうだ
そっちはどうだ


段々薄れてゆく霧
中に現れるもう一人のあたし


半分でどうだ
そうだそうしよう


地味で目立たない方は左に
派手でキラキラの方は右に
丁度真ん中で分けるHalf
月が沈む度に消える右側


明日もう一度ここへこよう
本当のあたしを見せてあげよう


ステージに上がり唄う夜
ドレスを引きずりゆっくりゆっくり
歩き見せるこれがあたしだと
右側のシンデレラは12時になると消える


空は暗く雲が月にかかる
半分の世界で生きる者は
左側は極々普通の日常で
右側は響き渡る歌の日々

よりみち ： パレード

右へ左へ揺ら揺ら揺れる
巡る季節は夏の夜
お祭り騒ぎで浴衣の波


歩き走り踊り騒ぐ
空へジャンプして
地にダイビング
そしてそれは続いた


キラキラユラユラ
星と雲が月に照らされる
ステージに上がる有名な人
そして裏道に通るパレード

らぶ ： 手をつなぐこと

大好きな人と手をつないだ
でもすぐに放れた


近づいて　遠のいて
切なく胸が苦しい日もあった
涙であなたが見えない日もあった


でもね
またあなたと手をつなぐと
近づけた事がとても幸せなことになる
遠のいたから近づきをものすごく大切に思えた
だからいいんだ


あなたの傍にもう一度いられるのなら
また離れてしまっても待てるよ
それが遠距離恋愛


ただ手をつなぐだけだけど
とても幸せな時間
大好きな時間なんだね

らぶ ： ユメ

あなたと笑ってた
話してた
幸せだった

これがユメじゃなければいいのに

育った感情
それが"愛"
たった一人の好きな人
ただ想うだけじゃ意味ない
それはすごく分かってる


だけどできない
あなたの中で私は存在していないだろうから


起きたら枕が濡れていた
そしてもう一度布団にもぐる
もう一度あのユメを見たいから
でもできなかった


只管布団の中ですすり泣く
この涙をすくってくれる愛しい人が現れるまで