廃れゆく世界、絶望という未来

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廃れゆく世界、絶望という未来







数千年後この町は

どんな風になってんだろ？

廃れた絶望か

輝きに満ちた希望か



よく似た町なんらかわりない町

でも中身はどうだろうか？



泣きながらこの土地を

売り飛ばした愚かな者

本当はなくしたくなかった

豊かな自然も豊かな資源も





数年先に生まれたなら

この先の未来もっと考えれた？

希望とか夢とか

そんな綺麗な心を持てた？



よく似た瓜二つの顔

だけどあれは偽物



笑いながらこの土地を

莫大な財で買った富豪

手放したくないという人に

作り笑いでこう言った 「もう後戻りはできないんだよ」







この町は綺麗でも中身は次々廃れゆく

黒い煙を溜め込んだような町は

いずれ割れるそして無くなる

そのときに再生させるのが義務





無表情で踏んだこの土地を

僕らは何とも言えない気分で見下ろした

「作り直せばいいのさ」

そんな囁きを聞き入れて





廃る世界を壊して無くなった

まっさらな何もないここを

希望で溢れる町にしよう

そして僕らは歩いていった